文化教育学部 ディプロマポリシー

佐賀大学の求める入学者

 佐賀大学は,学生と緊密にコミュニケーションできる総合大学として,人格形成,専門知識・技術の修得,そして基礎から実用開発にいたるまで,能力を最大限に伸ばすことを目標に人材育成と研究活動を展開します。
 佐賀大学の教育目標は,高度情報化社会で活躍できる情報基礎と専門知識を修得させること,地域文化を理解し地域に根ざした活動を行うための素養を持たせること,国際化時代にふさわしい異文化理解とコミュニケーション能力を修得させることです。
  佐賀大学は,チャレンジ精神を持ち,問題を自発的に探求・解明し,社会に貢献できることを人生目標とする学生を求めています。

学校教育課程

<入学者受入れの方針>

 入学者選抜にあたっては公平性と多様性を理念とし,入学後の学習に必要な基礎学力,及び入学後に学習する専門分野に対する興味と学習意欲を持っているかをみるため,多様な方法による入試を実施し,多彩な人材を求めます。

【1.求める学生像】

 小学校の全教科に関する学習と,専門分野(教育学,教育心理学,障害児教育,教科教育,理科,数学,音楽のいずれか)の学習に興味と意欲を持つ学生を求めます。
 幅広い基礎的学力や技能を備え,学校教育の諸問題や各教科の教育について熱意を持って学ぶことにより,小学校の教員,さらには中学校・高等学校などの教員を目指す学生を求めます(なお,卒業にあたっては小学校教員一種免許状取得の要件を完全に満たす必要があります)。 

【2.入学者選抜の基本方針】

  1. 求める学生像に沿った多彩な人材を得るために,①一般入試(前期日程,後期日程),②特別入試(推薦入試(教科教育選修)およびAO入試(音楽選修)),③私費外国人留学生入試,による選抜を行います。
  2. 一般入試では,大学入試センター試験のほか,個別学力検査(前期日程)もしくは小論文・面接・実技検査のいずれか(後期日程)を課します。特別入試では小論文,面接,及び実技検査を課します。私費外国人留学生入試では日本語(作文)・実技検査のいずれかと面接を課し,日本留学試験及びTOEFLの成績と合わせて入学者を選抜します。
  3. 大学入試センター試験では,高等学校で履修した教科・科目に関する教科書レベルの基礎的な知識を有しているかを評価します。個別学力検査では,国語,数学,英語のいずれかについて幅広く基礎的な知識を有しているかを評価します。小論文では,幅広い視野と柔軟な思考力を合わせ持ち,自分の考えを日本語で他者からも分かり易く文章表現ができるかを評価します。面接では,相手の意見を理解し自分の考えを相手に正しく伝えることができるかどうかを評価します。実技検査では,当該分野における基礎的な技量が身についているかどうかを評価します。

【3.高等学校段階で修得すべき内容・水準】

 高等学校で履修するすべての教科・科目について,基礎的な知識を偏りなく身につけており,自分の考えを分かり易く文章や口頭で表現できることが必要です。実技検査を実施している選修においては,当該分野における基礎的な技量を修得しておくことを求めます。

国際文化課程

<入学者受入れの方針>

 国際的な広い視野を持った,自立し社会に貢献できる人材を確保・育成するために入学者選抜を行います。

【1.求める学生像】

 国際文化課程の教育課程を通して目的に沿った人材を育成するために,次のような学生を求めます。

  1. 国際的な広い視野からものごとを考え,学び,それを将来自分や社会のため活かそうという志を持つ人
  2. 外国語を含む言語運用能力およびそれを活用したコミュニケーション能力の修得に意欲を持つ人
  3. 日本やアジア,欧米の言語・文化・歴史・社会等について学び,海外の大学への留学,公務員・旅客業・情報通信業・金融保険業など国際的な視野を必要とする業種への就職,中学校・高等学校の国語科・社会科・英語科の教員を志望する人

【2.入学者選抜の基本方針】

 入学者選抜の「公平性・多様性および評価尺度の多面性」を理念として,次の基本方針に基づき選抜を行います。

  1. 求める学生像に沿った意欲と能力を備えた人材を得るために,複数の選抜方法を実施します。
    ①一般入試(前期日程・後期日程),②推薦入試,③私費外国人留学生特別入試,④三年次編入学入試による選抜を行います。
  2. 本課程の教育課程で学ぶために必要な学力・能力を問う試験を行います。① 大学入試センター試験に加えて,一般入試(前期日程)では,本学で学習する諸科目を理解できる基礎的学力が備わっているかを問うための個別学力検査を行い,一般入試(後期日程)では,文化や社会への理解力・論理的思考・表現力を問うための小論文試験を行います。
    ②推薦入試では,学業成績や修学状況,思考力・表現力,勉学意欲,国際社会への問題意識等を総合的に評価するために,書類審査による第一次選考と,面接及び小論文による第二次選考を行います。
    ③私費外国人留学生特別入試では,入学後の学習に必要な日本語能力を問い,意欲や適性について判断するために,日本語留学試験及びTOEFLの成績に加えて,面接及び日本語試験(作文)を行います。
    ④三年次編入学入試は,入学後専門分野の研究に取り組むのに必要な能力を問うために,書類審査と小論文試験および外国語試験(英語)を行います。

【3.高等学校段階で習得すべき内容・水準】

 国際文化課程における4年一貫の教育課程を確実に修得するためには,高等学校で履修するすべての教科・科目を広く学んでおくことが重要です。特に,国語,英語の基礎的な学力と応用力のある幅広い知識を有していることが求められます。

人間環境課程 [生活・環境・技術選修]

<入学者受入れの方針>

 地域,生活,文化あるいは環境という多様な視点をもって,将来の日本と地域社会の発展に貢献することができる人材を確保・育成するため,公平性・多様性および価値尺度の多面性を旨とした多様な選抜方式によって入学後の教育に必要な学力と意欲とを多面的に判断し,入学者選抜を行います。

【1.求める学生像】

 教育課程を通して目的に沿った人材を育成するために,次のような学生を求めます。

  1. 幅広い教養と基礎学力を有し,自然環境,地域社会,人間の文化に強い関心を持っている人
  2. 「1」に示す領域に関する高度な知識と先見性,実践力を身につけていく意欲のある人

【2.入学者選抜の基本方針】

 入学者選抜の「公平性・多様性および評価尺度の多面性」を理念として, 次の基本方針に基づき選抜を行います。

  1. 求める学生像に沿った意欲と能力を備えた人材を得るために,複数の選抜方法を実施します。
    ①一般入試(前期日程・後期日程),②推薦入試,③私費外国人留学生特別入試,④三年次編入学入試による選抜を行います。
  2. 本選修の教育課程で学ぶために必要な学力・能力を問う試験を行います。

① 一般入試(前期日程,後期日程)
 大学入試センター試験に加えて,一般入試(前期日程)では,本学で学習する諸科目を理解できる基礎的学力が備わっているかを問うための個別学力検査を行います。一般入試(後期日程)では,理解力・論理的思考・表現力を問うための小論文試験を行います。

② 推薦入試
 学業成績や修学状況,思考力・表現力,勉学意欲,社会と環境問題への意識等を総合的に評価するため,書類審査による第一次選考と,面接及び小論文による第二次選考を行います。

③ 3年次編入学入試
 入学後専門分野の研究に取り組むのに必要な能力を問うために,推薦では小論文及び面接,一般では外国・小論文及び面接を行います。

④ 私費外国人留学生特別入試
 入学後の学習に必要な日本語能力を問い,意欲や適性について判断するため, 面接及び日本語(作文)を課します。
  日本国籍を有しない者で,国外において学校教育による12年間の課程を修了し,日本留学試験及び TOEFLを受験済みの者を入学要件とします。

【3.高等学校段階で修得すべき内容・水準】

 本選修における4年一貫の教育課程を確実に修得するためには, 高等学校で履修したすべての教科・科目について,教科書レベルの基礎的な知識を有していることが重要です。

人間環境課程 [健康福祉スポーツ選修]

<入学者受入れの方針>

 入学者選抜にあたっては,入学後の学習に必要な基礎学力,及び入学後に学習する専門分野に対する興味と学習意欲を持っているかをみるため,多様な方法による入試を実施し,多彩な人材を求めます。

【1.求める学生像】

 現代社会の具体的な諸問題に取り組むことのできる教養・基礎学力を持ち,体育・スポーツ指導能力を磨く学生や,健康福祉専門職を目指す学生,またそのためのスポーツ実習や健康・福祉実践実習に意欲を持つ学生を求めます。

【2.入学者選抜の基本方針】

 求める学生像に沿った多彩な人材を得るために,①一般入試(前期日程,後期日程),②推薦入試,③AO入試,④私費外国人留学生入試,⑤3年次編入学入試による選抜を行います。

① 一般入試
 大学入試センター試験に加えて,一般入試(前期日程)では,本学で学習する諸科目を理解できる基礎的学力が備わっているかを問うための個別学力検査を行い,一般入試(後期日程)では,健康,福祉,スポーツへの理解力・論理的思考・表現力を問うための小論文試験を行います。

② 推薦入試
 スポーツ分野に関する実績及び幅広い視野と柔軟な思考力を合わせ持ち,スポーツ分野に関する基礎的な知識を有して,その基礎的な技量を問うために,書類審査による第一次選考と,小論文,面接,実技による第二次選考を行います。

③ AO入試
 高い学業成績と自己表現力並びに,スポーツに関する基礎的な知識を有して,自分の考えを相手に正しく伝える力を問うために,書類審査による第一次選考と,面接による第二次選考を行います。

④ 私費外国人留学生特別入試では,入学後の学習に必要な日本語能力を問い,意欲や適性について判断するために,日本語留学試験及びTOEFLの成績に加えて,面接及び日本語試験(作文)を行います。

⑤ 三年次編入学入試は,入学後専門分野の研究に取り組むのに必要な能力を問うために,書類審査と小論文試験および面接を行います。

【3.高等学校段階で修得すべき内容・水準】

 高等学校で履修するすべての教科・科目について,基礎的な知識を偏りなく身につけており,自分の考えを分かり易く文章や口頭で表現できること,また,健康・福祉・スポーツ分野に関する基礎的な知識や技量を修得しておくことが必要です。

美術・工芸課程

<入学者受入れの方針>

 教育目標を達成するために,公平性・客観性・開放性を旨とした多様な選抜方式によって入学後の教育に必要な学力と意欲とを多面的に判断し,以下の方針の下に入学者を受け入れます。

【1.求める学生像】

 美術・工芸課程の教育課程を通して目的に沿った人材を育成するために,次のような学生を求めます。
 日本画,西洋画,彫刻,デザイン,窯芸,木工工芸,染織工芸,金工工芸,美術理論・美術史及び美術教育の各分野に興味と意欲をもっている者。また,基礎的学力や技能を備え,制作・学習に意欲的に取り組み,表現や理論的な思考などの能力を自ら育てようとする熱意を持って学び,優れた教育者や専門家,企業人などを目指す者。

【2.入学者選抜の基本方針】

選抜趣旨

 高校までに修得すべき知識および美術・工芸の技能を保持し,なおかつ美的感性にすぐれ,意欲があると判断される者を選抜します。

一般入試

 入学要件は,出願資格を満たし,大学入試センター試験を受験したうえで,前期日程・後期日程の個別学力検査(実技検査)を出願・受検して合格した者。選抜は,美術・工芸課程が定めた配点により,大学入試センター試験と個別試験を総合的に評価して実施します。大学入試センター試験では,高校までに修得すべき知識や応用力を選抜の基準とします。また個別学力検査(実技検査)では,技能,独創性,将来性,意欲を選抜の基準とします。

推薦入試

 入学要件は,出願資格を満たし,高等学校長から責任をもって推薦され,合格した場合は確実に入学できる者。選抜は,書類(調査書および推薦書)による第1次選考を経て,面接および実技検査による第2次選考により行う。評価は,学業成績や修学状況,技能,意欲・将来性,美術・工芸分野における実績,当該分野の成績等をみて総合的に実施します。

私費外国人留学生入試

 入学要件は,日本国籍を有しない者で,国外において学校教育による12 年の課程を修了し,日本留学試験及びTOEFL を受験済みの者。選抜は,面接及び実技検査による。評価は,日本留学試験及びTOEFL の成績と,面接及び実技検査の成績から総合的に実施します。面接及び実技検査では,知識,技能,独創性,将来性,意欲,応用力,美術・工芸分野における実績を選抜の基準とします。

3年次編入(一般)

 入学要件は,出願資格を満たした者で,書類(調査書および推薦書),面接および実技試験の結果に優れた者。書類および面接では,学業成績とともに,美術・工芸についての実績や意欲を,また実技検査では,技能,独創性,将来性,意欲,応用力を選抜の基準とします。

【3.高等学校で修得すべき内容・水準】

一般入試(センター試験/実技)

 高等学校で履修したすべての教科・科目について,教科書レベルの基礎的な知識を有していること。美術について基礎的な技量を有していること。

推薦入試(書類審査/面接・実技)

 美術・工芸分野に優れた実績を有していること。美術・工芸に関する基礎的な知識を有して,相手の意見を理解し,自分の考えを相手に正しく伝えることができること。美術・工芸について基礎的な技量を有していること。

教育学研究科

教育学研究科(修士課程)の教育目的は、「学部卒業生及び現職教員に対し、初等・中 等教育において指導性を発揮しうる高度の専門的学術を授け、理論と実践の研修を通して、 学校教育に関する深奥で総合的な研究を推進することを目的とする。」である。
それを踏まえ、学校教育専攻の3コース及び教科教育専攻の10専修は、一般入試、現 職教員等の入試、外国人留学生入試の各入試方法ごとに、下記のような「求める学生像」 と「入学者選抜の基本方針」を定め、公正で厳格な入試を行っている。
なお、平成23年度入学試験からは、専攻ごとに入学者が入学定員(募集人員)の1. 3倍を超えないように留意している。

学校教育専攻

【1.求める学生像】

一般入試

教育学,教育心理学及び障害児教育のいずれかの分野に強い関心や問題意識,研究課題 を見いだし,その目的にふさわしい資質と専門的基礎知識を持って,専門的理論と実践力 を身につけながら研究を深め,高度で充実した教育実践や研究に貢献する意欲と情熱を持 つ学生を求める。

現職教員等の入試

教育現場の教員として,教育学,教育心理学及び障害児教育のいずれかの分野で明確な 問題意識,具体的な研究課題を持ち,専門諸分野から総合的で高度な知識や技能を修得し, 現場の問題解決を図る研究を深め,教育者としての資質を高めて現場をリードし,可能性 を広げて発展に寄与する意欲を持つ現職教員等を求める。

外国人留学生入試

大学院における講義を理解でき,論文執筆や専門に関する意見交換をすることができる 日本語能力と,志望する分野における学士レベルの基礎学力,表現力を有した上で,日本 の教育や文化に強い関心を持ち,各教科の専門的な知識の習得,理解,実践,研究及び国 際理解を深め,日本や母国等で教育現場や研究者,専門家等を志す意欲と情熱を有する外 国人留学生を求める。

【2.入学者選抜の基本方針】

一般入試

外国語,専門科目,口述試験,研究計画*により総合的に評価する。(*数学教育専修, 理科教育専修,技術教育専修を除き出願時に提出。国語教育専修,美術教育専修は卒業研 究等を含む。)

現職教員等の入試

口述試験,研究業績書等の審査,研究計画により総合的に評価する。

外国人留学生入試

専門科目,口述試験・面接,研究計画*により総合的に評価する。(*数学教育専修,理 科教育専修,技術教育専修を除き出願時に提出。国語教育専修,美術教育専修は卒業研究 等を含む。)

教科教育専攻

【1.求める学生像】

一般入試

教科教育のいずれかの分野に強い関心や問題意識,研究課題を見いだし,その目的にふ さわしい資質と専門的基礎知識を持って,各教科の専門的な知識・技術を理論的・実践的 に追求して研究を深め,教員や研究者,専門家等を志す意欲と情熱を有する学生を求める。

現職教員等の入試

教育現場の教員として,担当教科の豊富な教育実践の中から明確な問題意識,具体的な 研究課題を持ち,高度な指導法,教材開発,技術等を理論的・実践的に追求し,教育者と しての資質や指導力の向上を目指す高い意欲を持つ現職教員等を求める。

外国人留学生入試

大学院における講義を理解でき,論文執筆や専門に関する意見交換をすることができ る日本語能力と,志望する分野における学士レベルの基礎学力,表現力を有した上で,日 本の教育や文化に強い関心を持ち,各教科の専門的な知識の習得,理解,実践,研究及び 国際理解を深め,日本や母国等で教育現場や研究者,専門家等を志す意欲と情熱を有する 外国人留学生を求める。

【2.入学者選抜の基本方針】

一般入試

外国語,専門科目,口述試験,研究計画*により総合的に評価する。(*数学教育専修, 理科教育専修,技術教育専修を除き出願時に提出。国語教育専修,美術教育専修は卒業研 究等を含む。)

現職教員等の入試

口述試験,研究業績書等の審査,研究計画により総合的に評価する。

外国人留学生入試

専門科目,口述試験・面接,研究計画*により総合的に評価する。(*数学教育専修,理 科教育専修,技術教育専修を除き出願時に提出。国語教育専修,美術教育専修は卒業研究 等を含む。)

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