文化教育学部 カリキュラムポリシー

教育課程編成・実施の方針

学校教育課程

教育方針を具現化するために、以下の方針の下に教育課程を編成し、教育を実施する。
1.教育課程の編成

(1) 効果的な学習成果を上げるために、教養教育(全学教育)科目と専門教育科 目を順次的・体系的に配置した4年一貫の教育課程を編成する。
(2) 教養教教育については、以下の科目を配置する。
○ 基礎的な知識と技能の分野
1 教養教育において、文化・自然、現代社会と生活に関する授業科目(主 題科目、共通主題科目、健康・スポーツ科目)、言語・情報・科学リテラシーに関する授業科目(外国語科目、情報処理科目)を、必修および選 択必修として幅広く履修できるように配置する。
2 教養教育における言語・情報・科学リテラシーに関する教育科目は初 年次から開講し、基礎的な汎用技能を修得した上で、専門課程における応用へと発展的な学習に繋げる。
○ 課題発見・解決能力の分野
1 教養教育において、様々な課題を探求し、少人数クラスでの検討を通 じて解決の道を探るための授業科目を、初年次の必修として配置する(大 学入門科目)。また、現代的な課題を発見・探求し、問題解決につながる協調性と指導力を身につけさせるための科目を、選択として配置する(共 通主題科目)。
○ 地域や国際社会を担う国際的教養人としての資質(社会と個人の持続的発 展を支える力)
1 教養教育において、他者を理解し共生する力や高い倫理観・社会的責 任感に関する授業科目を、選択必修として幅広く履修できるように配置する(主題科目、共通主題科目)。
(3) 教員として必要とされる体系的な知識を修得するための専門教育科目を、以 下の「専門基礎科目」「専門科目(課程共通科目、学校教育科目、専門外国語 科目、選修科目、自由選択科目、卒業研究)」に区分し、1~4年次まで段階 的に配置する。
1)専門基礎科目 文化と教育の融合を図るという文化教育学部の理念を実現するための科 目であるとともに、専門分野を学修する上で、その基礎になる科目として 設置されている。そのため、本学部全員にとって必修および選択必修の科目としている。
2)専門科目 課程共通科目、学校教育科目又は教育科目、専門外国語科目、情報処理科目、 選修科目、自由選択科目及び卒業研究から構成されている。
◇課程共通科目
各課程の趣旨・特色を活かすため、所属する課程の学生が専門の素養として共通にもっておくべき学力を育てるための科目として設 置されている。そのため、各課程に履修すべき科目が定められていて、所属する課程の学生全員が履修する。
◇学校教育科目 学校教育課程の学生が、必修として履修しなければならない 科目として設置している。各課程の目的に合った教育的素養を育てる。
◇専門外国語科目 全課程の学生にとって必修の科目で、外国語の運用能力を 育てる。
◇選修科目 各選修の特色を表す科目であり、その選修分野の主体をなす科目 として設定している。必修科目と選択科目からなっており、選択科目は、めざす能力を高めるために各自で計画的に選択する。
◇自由選択科目 全学部の専門教育科目の中から各自の興味にしたがって選択 できる科目として設定している。そのため、この自由選択科目に配当された単拉数は、教員免許伏取得のための科目を履修する際に利用する。
◇卒業研究 4 年間にわたる学修の集大成にあたるもので、4 年次の 1 年間を 通して研究するために設定している。この卒業研究は、履修条件が課せられており、この条件を満たした者は、所定の手続きにより、3 年次の後半にテーマと指導教員を決め、このテーマに基づいて計画的に卒業研究(論 文、制作、演奏など)を進める。

2.教育の実施体制

(1) 授業科目の教育内容ごとに、その分野の授業を行うのに適した専門性を有する教 員が講義・実習等を担当するよう担当教員を配置する。
(2) 順序だてて体系的な知識や理論、技術を学べるように、授業科目の学年配置を工 夫するとともに、教員の間で相互に連携して担当科目間の一貫性を保つ。

3.教育・指導の方法

(1) 講義、実験・実技・実習およびフィールドワークによる実証的学習や体験学習と をバランスよく組み合わせて学習成果を高める。
(2) 学生の自主的な学習と問題解決法の習得を目指して、ディスカッションやプレゼ ンテーションなど取り入れた授業を積極的に行う。
(3) 少人数の学生グループごとに指導教員(チューター)を配置し、きめ細かな履修 指導や学習支援を行う。
(4)初年次より学校体験を取り入れ、体系的に指導する科目(教育実践フィールド演 習IIIIII)を導入し、教員としての資質向上を促進する。

4.成績の評価

(1)各授業科目について、その内容、到達目標、成績の評価方法と基準をシラバス 等で公開して学生に周知した上で、「成績判定に関する規定」に基づき公正で厳 格な成績評価を行う。
(2)必修科目である卒業研究については、成績評価の公正性を担保するために主査 の他に副査を置く。主査と副査は上記規定に則り合議により厳格な判定を行う。

学士力と科目との対応:学校教育課程 教育学選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
専門基礎科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
学校教育科目
選修科目選択
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 学校教育科目
選修科目必修
選修科目選択
卒業研究
(3)課題解決につながる協調性と指導力 大学入門科目
主題科目
学校教育科目
選修科目必修
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
卒業研究
(2)持続的な学習力と社会への参画力 自由選択科目
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 主題科目
学校教育科目
学士力と科目との対応:学校教育課程 教育心理学選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
専門基礎科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
学校教育科目
選修科目必修・選択科目
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 学校教育科目
選修科目必修
選修科目必修・選択科目
卒業研究
(3)課題解決につながる協調性と指導力 大学入門科目
主題科目
学校教育科目
選修科目必修・選択科目
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
学校教育科目
選修科目必修・選択科目
(2)持続的な学習力と社会への参画力 主題科目
自由選択科目
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 主題科目
学校教育科目
学士力と科目との対応:学校教育課程 障害児教育選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
専門基礎科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
学校教育科目
選修科目選択
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 学校教育科目
選修科目必修
選修科目選択
卒業研究
(3)課題解決につながる協調性と指導力 大学入門科目
主題科目
学校教育科目
選修科目必修
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
卒業研究
(2)持続的な学習力と社会への参画力 自由選択科目
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 主題科目
学校教育科目
学士力と科目との対応:学校教育課程 教科教育選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
専門基礎科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
学校教育科目
選修科目選択
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 学校教育科目
選修科目必修
選修科目選択
卒業研究
(3)課題解決につながる協調性と指導力 大学入門科目
主題科目
学校教育科目
選修科目必修
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
卒業研究
(2)持続的な学習力と社会への参画力 自由選択科目
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 主題科目
学校教育科目
学士力と科目との対応:学校教育課程 数学選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
専門基礎科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
選修科目必修
選修科目選択
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
専門基礎科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 学校教育科目
選修科目選択
(3)課題解決につながる協調性と指導力 大学入門科目
主題科目
学校教育科目
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
(2)持続的な学習力と社会への参画力 自由選択科目
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 主題科目
学士力と科目との対応:学校教育課程 理科選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
専門基礎科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
学校教育科目
選修科目(必修・選択必修)
選修科目(選択)
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 卒業研究
選修科目(必修・選択必修)
選修科目(選択)
(3)課題解決につながる協調性と指導力 学校教育科目
主題科目
大学入門科目
選修科目(必修・選択必修
選修科目(選択)
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
(2)持続的な学習力と社会への参画力 自由選択科目
主題科目
(3)高い倫理観と社会的責任感 主題科目
学士力と科目との対応:学校教育課程 音楽選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
学校教育科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
学校教育科目
選修科目必修
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 選修科目必修
選修科目選択
卒業研究
(3)課題解決につながる協調性と指導力 大学入門科目
選修科目必修
選修科目選択
卒業研究
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
(2)持続的な学習力と社会への参画力 自由選択科目
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 主題科目
カリキュラムマップ

国際文化課程

学位授与の方針を具体化するために、以下の方針で教育課程を編成し、教育を実施する。
1.教育課程の編成

(1)学習成果を着実に積み重ねるために、教養教育(全学教育)科目と専門教育科目を学年進行に応じ て段階的、体系的に配置した 4 年一貫の教育課程を編成する。
(2)養教教育については、以下の科目を配置する。
○ 基礎的な知識と技能の分野
1 教養教育において、文化・自然、現代社会と生活に関する授業科目(主題科目、共通主題科目、 健康・スポーツ科目)、言語・情報・科学リテラシーに関する授業科目(外国語科目、情報処理 科目)を、必修および選択必修として幅広く履修できるように配置する。
2 教養教育における言語・情報・科学リテラシーに関する教育科目は初年次から開講し、基礎的な 汎用技能を修得した上で、専門課程における応用へと発展的な学習に繋げる。
○ 課題発見・解決能力の分野
1 教養教育において、様々な課題を探求し、少人数クラスでの検討を通じて解決の道を探るための 授業科目を、初年次の必修として配置する(大学入門科目)。また、現代的な課題を発見・探求 し、問題解決につながる協調性と指導力を身につけさせるための科目を、選択として配置する(共 通主題科目)。
○ 地域や国際社会を担う国際的教養人としての資質(社会と個人の持続的発展を支える力)
1 教養教育において、他者を理解し共生する力や高い倫理観・社会的責任感に関する授業科目を、 選択必修として幅広く履修できるように配置する(主題科目、共通主題科目)。
(3)国際的な教養人として必要とされる体系的な知識を修得するための専門教育科目を、以下の「専門 基礎科目」、「課程共通科目」、「専門外国語科目」、「選修科目」に区分し、1~4 年次まで段階的に配置する。
○ 専門基礎科目
文化教育学部が掲げる総合知の一環として、国際理解と人間理解の基礎的知識を修得するために、 課程横断的な授業科目(国際文化論、現代教育論、実践英語等)で構成する。
○ 課程共通科目
社会や文化の多様性を理解し、広い視野と柔軟な感性と思考力を培うための課程必修の基礎的授業 科目(日本・アジアの社会と文化、欧米の社会と文化)で構成する。
○ 専門外国語科目
国際文化課程では課程の目標に照らして英語以外の第 2 外国語の履修を重視している。従って、コ ミュニケーション能力を継続して向上させるための英語、英語を始め多様な言語による専門教育外 国語の他に、国際的な視野を形成するとともに各専門分野での研究を深めるための重要な言語とし て、日本と深い文化的交流の歴史を持つドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮語を開設し、これら 4 言語のいずれかを少なくとも 8 単位履修する。
○ 選修科目
専門分野における体系的知識の修得を目標とする授業科目群で構成し、学習成果を確実に上げるた めに、各授業科目を段階的に配置する。
1)日本・アジア文化選修においては、各授業科目を導入科目、発展的科目、応用的科目の 3 段階に 分けて配置し、さらに、多角的な視点を培うため隣接分野として A、B 両群の授業科目を配置する。 欧米文化選修においては、専門分野を「欧米の歴史・社会・思想」領域、「欧米の文学」領域、「欧 米の言語と文化」領域の 3 領域で編成し、各領域の授業科目を日本・アジア文化選修と同様に段階的 に配置する。
2)これらの授業科目においては、1専門知識の確実な修得、2積極的な関心と学習意欲の育成、3 発表等を通しての論理的思考と自己表現力の向上、4問題を発見し、相互の立場を尊重しながら問 題解決に向けて協力し合う姿勢の育成の 4 点を主要な教育目標とし、その具現化のために少人数に よる講義・演習方式を軸に実施する。

2.教育の実施体制

(1)各授業科目については、それを担当するにふさわしい専門性を有する教員を配置し、オムニバス方 式の授業においては授業内容の整合性、一貫性を統括するための責任者を置く。
(2)授業科目間の連関性や段階性、専門分野間の授業科目数の適切なバランスを確保するため、定期的 な点検を実施して適切な教育体制を整える。

3.教育・指導の方法

(1)専門知識を修得するための講義、問題発見と解決を目指す演習、語学力の向上をはかる各種の講読、コミュニケーション能力を高めるための外国人教員による実践的な授業科目などを組み合わせて、学習成果を高める。
(2)内規により履修できる単位数に上限を設けて自学自習時間を確保することで、学習の質の向上および持続的な自己学習の習慣の定着を図る。
(3)各年次に指導教員を配置して一般的な履修指導を行うことに加え、ティーチング・ポートフォリオの導入により、教員によるよりきめ細かな学習支援を行う体制を整える。また、学生が常に自己の 学習状況を客観的に把握できるようにラーニング・ポートフォリオを導入・実施する。

4.成績の評価

(1)各授業科目について、その内容、到達目標、成績の評価方法と基準をシラバス等で公開して学生 に周知した上で、「成績判定に関する規定」に基づき公正で厳格な成績評価を行う。
(2)必修科目である卒業研究については、成績評価の公正性を担保するために主査の他に副査を置く。主査と副査は上記規定に則り合議により厳格な判定を行う。

学士力と科目との対応:国際文化課程 日本・アジア文化選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
専門基礎科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
選修科目必修A
選修科目選択
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 選修科目必修B
選修科目選択
(3)課題解決につながる協調性と指導力 大学入門科目
主題科目
選修科目必修B
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
(2)持続的な学習力と社会への参画力 自由選択科目
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 主題科目
学士力と科目との対応:国際文化課程 欧米文化選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
専門基礎科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
選修科目必修
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 選修科目選択
(3)課題解決につながる協調性と指導力 大学入門科目
選修科目選択
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
(2)持続的な学習力と社会への参画力 自由選択科目
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 選修科目選択
主題科目
カリキュラムマップ

人間環境課程 生活・環境・技術選修

教育方針を具現化するために,以下の方針の下に教育課程を編成し,教育を実施する。
1.教育課程の編成

(1) 学習成果を着実に積み重ねるために、教養教育(全学教育)科目と専門教育科目を学年進 行に応じて段階的、体系的に配置した 4 年一貫の教育課程を編成する。
(2) 養教教育については、以下の科目を配置する。
○ 基礎的な知識と技能の分野
(ア) 教養教育において、文化・自然、現代社会と生活に関する授業科目(主題科目、共通 主題科目、健康・スポーツ科目)、言語・情報・科学リテラシーに関する授業科目(外 国語科目、情報処理科目)を、必修および選択必修として幅広く履修できるように配 置する。
(イ) 教養教育における言語・情報・科学リテラシーに関する教育科目は初年次から開講し、 基礎的な汎用技能を修得した上で、専門課程における応用へと発展的な学習に繋げる。
○ 課題発見・解決能力の分野
(ア) 教養教育において、様々な課題を探求し、少人数クラスでの検討を通じて解決の道を 探るための授業科目を、初年次の必修として配置する(大学入門科目)。また、現代的 な課題を発見・探求し、問題解決につながる協調性と指導力を身につけさせるための 科目を、選択として配置する(共通主題科目)。
○ 地域や国際社会を担う国際的教養人としての資質(社会と個人の持続的発展を支える力)
(ア) 教養教育において、他者を理解し共生する力や高い倫理観・社会的責任感に関する授 業科目を、選択必修として幅広く履修できるように配置する(主題科目、共通主題科 目)。
(3) 学士(人間環境)として必要な素養,知識,技術を身に付けるための基本的事項を学習する 専門教育科目を,「専門基礎科目」、「課程共通科目」、「専門外国語科目」、「選修科目」に区 分し、1~4 年次まで段階的に配置する。
○ 専門基礎科目
文化教育学部が掲げる総合知の一環として、国際理解と人間理解の基礎的知識を修得す るために、課程横断的な授業科目(国際文化論、現代教育論、実践英語等)で構成する。
○ 課程共通科目
現代の生活・環境問題をみつめ直す高度な知識や理論、技術を修得し、教育、行政、企 業など、実社会において幅広く貢献できる人材としての専門的能力を育成するため、 課 程必修の基礎的授業科目(生活経営論、自然環境論、健康福祉論)で構成する。
○ 専門外国語科目
人間環境課程生活•環境•技術選修では、 各専門分野での研究を深めるためおよびコミ ュニケーション能力を向上させるため、専門教育外国語計 4 単位を履修させる。
○ 選修科目
専門分野における体系的知識の修得を目標とする授業科目群で構成し、学習成果を確実 に上げるために、各授業科目を段階的に配置する。
(1) 専門領域における知識に加え、幅広い教養にもとづく多角的・独創的な視点から内在 する生活文化や環境問題の課題を発見し、 問題解決に多角的に取り組むための方策や 方針を考えうる能力を育成するための科目として、選修科目群に、理論や方法論を中心とした「A 群(地域・生活文化分野)、B 群(環境・技術分野)必修科目」を配置す る。
(2) 新しい生活環境を創造し、主体的に地域・社会に貢献する能力を培うため、プレゼン テーションや情報処理能力を修得し、実験・調査結果を適切に評価し、その解決策を 社会発信できる能力を育成するための科目として、演習や実験・実習を中心とした「A 群(地域・生活文化分野)、B 群(環境・技術分野)関連科目」を配置する。
(3) 4 年間の集大成として、学生の興味・関心に応じた学術テーマを自主的に発展させてい くために、「卒業研究」を配置する。「卒業研究」においては、学生各自で課題を設定 して最終学年の 1 年間をかけて調査・研究し、その課題について掘り下げ、卒業論文に まとめる。

2.教育の実施体制

(1) 授業科目の教育内容ごとに,その分野の授業を行うのに適した専門性を有する教員が講 義・実習等を担当するよう担当教員を配置する。
(2) 順序だてて体系的な知識や理論、技術を学べるように、授業科目の学年配置を工夫すると ともに、教員の間で相互に連携して担当科目間の一貫性を保つ。

3.教育・指導の方法

(1) 講義による知識の学習と実験・実習およびフィールドワークによる実証的学習や体験学習 とをバランスよく組み合わせて学習成果を高める。
(2) 学生の自主的な学習と問題解決法の獲得などの効果を狙って、課題について学生自ら調べ、 発表やディスカッションなどを行う授業を積極的に取り入れる。
(3) 少人数の学生グループごとに指導教員(チューター)を配置し,きめ細かな履修指導や学 習支援を行う。

4.成績の評価

(1) 各授業科目の学修内容,到達目標,成績評価の方法・基準を学習要項(シラバス)等によ り学生に周知し,それに則した厳格な成績評価を行う。
(2) 成績の評価基準や結果に関して、試験実施後に学生がその根拠を問い合わせる期間を設定 する。
(3) GPA制度を導入するなど、学生に対して公平かつ客観的な成績の評価と開示ができるよ う努める。
(4) 3 年次前学期までの取得単位数を基準に,各学生の学修到達度を評価し,卒業研究への着 手認定のための判定を行う。さらに、学則に規定した所定の単位を修得した者に対し、教授 会の議を経て、学長が卒業を認定する。

学士力と科目との対応:人間環境課程 生活・環境・技術選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門基礎科目
専門外国語科目
卒業研究
情報処理科目(教養)
情報処理科目(専門)
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 専門基礎科目
課程共通科目
選修科目必修A・B群
選修科目選択
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 選修科目選択
卒業研究
(3)課題解決につながる協調性と指導力 選修科目選択
卒業研究
主題科目
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
課程共通科目
選修科目必修A・B群
自由選択科目
(2)持続的な学習力と社会への参画力 大学入門科目
主題科目
自由選択科目
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 大学入門科目
主題科目
自由選択科目
カリキュラムマップ

人間環境課程 健康福祉・スポーツ選修

教育方針を具現化するために,以下の方針の下に教育課程を編成し,教育を実施する。
1.教育課程の編成

(1) 効果的な学習成果を上げるために,教養教育(全学教育)科目と専門教育科目を順次 的・体系的に配置した一貫性のある教育課程を編成する。
(2)全学教育については、以下の科目を配置する。
○ 基礎的な知識と技能の分野
1 教養教育において、文化・自然、現代社会と生活に関する授業科目(主題科目、共 通主題科目、健康・スポーツ科目)、言語・情報・科学リテラシーに関する授業科 目(外国語科目、情報処理科目)を、必修および選択必修として幅広く履修できる ように配置する。
2 教養教育における言語・情報・科学リテラシーに関する教育科目は初年次から開講 し、基礎的な汎用技能を修得した上で、専門課程における応用へと発展的な学習に 繋げる。
○ 課題発見・解決能力の分野
1 教養教育において、様々な課題を探求し、少人数クラスでの検討を通じて解決の道 を探るための授業科目を、初年次の必修として配置する(大学入門科目)。また、 現代的な課題を発見・探求し、問題解決につながる協調性と指導力を身につけさせ るための科目を、選択として配置する(共通主題科目)。
○ 地域や国際社会を担う国際的教養人としての資質(社会と個人の持続的発展を支え る力)
1 教養教育において、他者を理解し共生する力や高い倫理観・社会的責任感に関する 授業科目を、選択必修として幅広く履修できるように配置する(主題科目、共通主 題科目)。
(3) 言語・情報・科学リテラシーに関する教育は,教養教育(全学教育)科目として初年 次から開設し,基礎的な汎用技能を修得した上で,専門教育科目における応用へと発 展的な学習に繋げる。
(4) 学士(健康福祉・スポーツ)として必要な教養,知識,技術を身に付けるための基本 的事項を学習する専門教育科目を,以下の「選修科目」,「専門基礎科目」,「課程共 通科目・専門外国語科目・情報処理科目」に大別し,1~4年次まで段階的に配置す る。
・「選修科目:基礎から応用までの健康福祉・スポーツ科学の知識と実践力を習得させ、 自立した専門職としての能力を身につけさせるための科目を配置する。
・「専門基礎科目:幅広い教養に裏付けられた視点から、多面的に物事を考える能力を 身につけさせるための科目を配置する。
・「課程共通科目・専門外国語科目・情報処理科目」:情報処理、プレゼンテーション、 コミュニケーション能力を養い、自主的に活動を計画、実行、総括できる能力 を身につけさせるための科目を配置する。
(5) 4 年間の集大成として、学生の興味・関心に応じた学術テーマを自主的に発展させて いくために、「卒業研究」においては、学生各自で課題を設定して最終学年の 1 年間を かけて調査・研究し、その課題について掘り下げ、卒業論文にまとめる。

2.教育の実施体制

(1) 授業科目の教育内容ごとに,その分野の授業を行うのに適した専門性を有する教員が 講義・実習等を担当するよう担当教員を配置する。
(2) 順序だてて体系的な知識や理論、技術を学べるように、授業科目の学年配置を工夫するとともに、教員の間で相互に連携して担当科目間の一貫性を保つ。

3.教育・指導の方法

(1) 講義、実験・実技・実習およびフィールドワークによる実証的学習や体験学習とを バランスよく組み合わせて学習成果を高める。
(2) 学生の自主的な学習と問題解決法の習得を目指して、ディスカッションやプレゼン テーションなど取り入れた授業を積極的に行う。
(3) 少人数の学生グループごとに指導教員(チューター)を配置し,きめ細かな履修指導 や学習支援を行う。

4.成績の評価

(1) 各授業科目の学修内容,到達目標,成績評価の方法・基準を学習要項(シラバス) 等により学生に周知し,それに則した厳格な成績評価を行う。
(2) 成績の評価基準や結果に関して、試験実施後に学生がその根拠を問い合わせる期間を 設定する。
(3) GPA制度を導入するなど、学生に対して公平かつ客観的な成績の評価と開示ができ るよう努める。
(4) 3年次前学期までの取得単位数を基準にし,各学生の学修到達度を評価する。学則 に規定した所定の単位を修得した者は卒業研究に着手する。卒業単位数を充足した学生に対しては、教授会の議を経て、学長が卒業を認定する。

学士力と科目との対応:人間環境課程 健康福祉・スポーツ選修
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
専門基礎科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
選修科目必修
選修科目選択
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 選修科目選択必修
選修科目必修
(3)課題解決につながる協調性と指導力 大学入門科目
主題科目
選修科目選択必修
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
(2)持続的な学習力と社会への参画力 自由選択科目
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 主題科目
カリキュラムマップ

美術・工芸課程

教育方針を具現化するために、以下の方針の下に教育課程を編成し、教育を実施する。
1.教育課程の編成

(1) 効果的な学習成果を挙げるために、教養教育(全学教育)科目と専門教育科目 を順次的・体系的に配置した 4 年間の教育課程を編成する。
(2)教養教育については、以下の科目を配置する。
○ 基礎的な知識と技能の分野
1 教養教育において、文化・自然、現代社会と生活に関する授業科目(主題科目、共 通主題科目、健康・スポーツ科目)、言語・情報・科学リテラシーに関する授業科 目(外国語科目、情報処理科目)を、必修および選択必修として幅広く履修できる ように配置する。
2 教養教育における言語・情報・科学リテラシーに関する教育科目は初年次から開講 し、基礎的な汎用技能を修得した上で、専門課程における応用へと発展的な学習に 繋げる。
○ 課題発見・解決能力の分野
1 教養教育において、様々な課題を探求し、少人数クラスでの検討を通じて解決の道 を探るための授業科目を、初年次の必修として配置する(大学入門科目)。また、 現代的な課題を発見・探求し、問題解決につながる協調性と指導力を身につけさせ るための科目を、選択として配置する(共通主題科目)。
○ 個人と社会の持続的発展を支える力
1 教養教育において、他者を理解し共生する力や高い倫理観・社会的責任感に関する 授業科目を、選択必修として幅広く履修できるように配置する(主題科目、共通主 題科目)。
(3) 美術・工芸分野で活躍する人材となるために必要な素養、知識、技術を身につける べく、以下のように分類された専門教育科目を配置する。なお、A-B-C は、段階的に 知識・技術を積み重ねていくために配置されている。
○ 基礎的な知識と技能
1(言語・情報・科学リテラシー) 専門外国語科目、情報処理科目、および専門基礎科目を配置して、言語・情報・科学 リテラシーに関する知識を身につけさせる。
2(専門分野の基礎的な知識と技能) 以下の課程共通科目および選修科目(必修および選択)を配置して、専門的な知識と技能を身につけさせる。
A-1 日本画、基礎日本画、西洋画、基礎西洋画、素描 I, 素描 II 、彫刻、基礎彫刻、デ ザイン、基礎デザイン、図法 I, 窯芸、基礎窯芸、木工工芸、基礎木工工芸、染織 工芸、基礎染織工芸、金工工芸、世界の美術、基礎美術理論演習、博物館学 I&II &III
○ 課題発見・解決能力
1(現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力)
以下の課程共通科目および選修科目(必修および選択)を配置し、現代的な課題を見 出し、解決の方法を探る能力を身につけさせる。
A-1 日本画、基礎日本画、西洋画、基礎西洋画、素描 I, 素描 II 、彫刻、基礎彫刻、デ ザイン、基礎デザイン、図法 I, 窯芸、基礎窯芸、木工工芸、基礎木工工芸、染織 工芸、基礎染織工芸、金工工芸、世界の美術、基礎美術理論演習、博物館学 I&II &III
2 (プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力)
以下の課程共通科目および選修科目(選択)を配置して、プロフェッショナルとして課 題を発見し解決する能力を身につけさせる。
A-2 応用日本画、応用西洋画、応用彫刻、応用美術理論、応用美術理論演習、基礎金工 工芸、工芸理論、デザイン理論、応用窯芸、応用木工工芸、応用木工工芸実習、応 用染織工芸
A-3 日本画概論、素描 III 、総合彫刻、彫刻概論、総合美術理論、総合美術理論演習、 博物館実習、応用デザイン、総合デザイン、窯芸概論、木工工芸概論、応用染織工 芸 II 、染織工芸概論、応用金工工芸 I&II 、総合金工工芸、金工工芸概論、木工 工芸総論
3 (課題解決につながる協調性と指導力)
以下の専門基礎科目および教育科目を配置して、課題解決につながる協調性と指導力 を身につけさせる。
B-2 現代教育論、教育心理学、教育方法概説
○ 個人と社会の持続的発展を支える力
1(多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力,持続的な学習力と社会への参画力)
以下の選修科目(選択)および卒業研究を配置して、多様な文化と価値観を理解し共生 に向かう力と持続的な学習力と社会への参画力現代的な課題を身につけさせる。
A-4 総合芸術学習( 日本画、西洋画、彫塑、美術理論、デザイン、窯芸、木工工芸、 染織工芸) 日本画特別実習、西洋画特別実習、彫刻特別実習、美術理論特別実習、 金工工芸特別実習、美術工芸学外実践活動、卒業研究
2 (高い倫理観と社会的責任感)
以下の専門基礎科目および課程共通科目を配置して、高い倫理観と社会的責任感とを 身につけさせる。
B-3 社会教育概論 I、国際文化論、生活文化論、人権教育論

2.教育の実施体制

(1) 授業科目の教育内容ごとに、その分野の授業を行うのに適した専門性を有する教員が講義・実習等を担当するよう教員を配置する。
(2) 必要に応じて TA が授業の補助に入り、より充実した授業の実現を目指す。
(3) 領域横断的な知識や感性を磨くために、専門を異にする複数の教員が、ひとつの授業を同時に行う科目を編成する。

3.教育・指導の方法
(1) 演習・実習による実証的学習や体験学習と講義による知識の獲得とをバランスよく組み合わせて学習成果を高める。
(2) 少人数の学生ごとに担任を配置し、きめ細かな履修指導や学習支援を実施する。
(3) ゼミ(専攻)の指導教員が、学習支援および進学・就職支援を実施する。

4.成績の評価

(1) 各授業科目の学修内容、到達目標、成績評価の方法・基準を学習要項(シラバス) により学生に周知し、それに則した厳格な成績評価を実施する。

学士力と科目との対応:美術・工芸課程
学士力(大項 目) 学士力(小項目) 授業科目
1基礎的な知識と技能 (1)文化と自然 健康・スポーツ科目
主題科目
(2)現代社会と生活 健康・スポーツ科目
主題科目
(3)言語・情報・科学リテラシー 英語
専門外国語科目
情報処理科目
専門基礎科目
(4)専門分野の基礎的な知識と技能 課程共通科目
選修科目必修
選修科目選択
2課題発見・解決能力 (1)現代的課題を見出し、解決の方法を探る能力 大学入門科目
課程共通科目
選修科目必修
選修科目選択
(2)プロフェッショナルとして課題を発見し解決する能力 選修科目選択
(3)課題解決につながる協調性と指導力 大学入門科目
主題科目
専門基礎科目
教育科目
3個人と社会の持続的発展を支える力 (1)多様な文化と価値観を理解し共生に向かう力 主題科目
選修科目選択
卒業研究
(2)持続的な学習力と社会への参画力 自由選択科目
選修科目選択
卒業研究
(3)高い倫理観と社会的責任感 主題科目
専門基礎科目
教育科目
カリキュラムマップ

教育学研究科

教育学研究科(修士課程)の教育目的は、「学部卒業生及び現職教員に対し、初等・中 等教育において指導性を発揮しうる高度の専門的学術を授け、理論と実践の研修を通して、 学校教育に関する深奥で総合的な研究を推進することを目的とする。」である。各専攻に おいても教育目的が定められており、各専攻(コース・専修)では、教育目的を達成する ための教育目標が掲げられ、それに従い開講科目の設置趣旨を定め、カリキュラムを編成 している。
学校教育専攻では、3コース共通科目(教育方法学特論、教育心理学特論、障害児教育 学特論I)6単位を必修とするほか、教科教育に関する科目4単位を必修としている。ま た、教科教育専攻では、教科教育共通科目(実践授業研究)2単位を必修とするほか、学 校教育に関する科目4単位を必修としている。このように、他専攻の科目を相互に履修す ることを義務づけているのが、教育学研究科における教育課程編成の特色である。
全教員は、FD活動として授業方法の改善に取り組んでいる。全教員が全科目について オンラインシラバスを作成し、また、全授業科目についての学生による授業評価アンケー トをもとに、教育改善を行っている。
成績評価基準は佐賀大学大学院学則第17条の2で定められ、修了要件は同学則第18 条に定められている。授業科目ごとの成績評価基準は、各授業科目のシラバスに明示して いる。修了認定は、全ての専攻(コース・専修)において組織的に判定し、研究科運営委 員会及び研究科委員会の議を経て決定される。

学校教育専攻

1.教育目的

教育学、教育心理学、障害児教育の各コースにおいて、教育学の理論、教育心理学に関 する理論、障害児教育に関する理論に加え、学校経営、生徒指導、生涯学習等に関する高 度の専門的知識を身につけさせると共に、社会的視点に立ち、学校全体を見据えうる、学 校教育に関する高い実践力と研究能力を備えた人材を養成する。

2.教育目標及び開講科目の設置趣旨

各コースの教育目標、対応講義及び開講科目の設置趣旨は、以下の通りである。

教育学コース
教育目標

現代の教育問題,教育環境問題,教育改革動向について,原理論的あるいは実践論的 に研究し,広い視野と深い洞察に基づいて問題解決の方途を多角的に探って行く。学校 教育の可能性を広げ学校教育をリードできる専門的実践力と研究力を備えた教員の養 成,種々の教育活動に関わる高度職業人の養成を目ざしている。
(1)教育活動や教育問題の歴史的・哲学的・社会学的分野の研究と教育
(2)教育をめぐる法制度論的分野の研究と教育
(3)教育活動や教育問題の実践論的分野の研究と教育
(4)教育環境をめぐる社会教育的分野の研究と教育
(5)理論と実践の接点で個別課題を設定した研究を指導

対応講義

(1)日本教育史特論,日本教育史特別演習,教育哲学特論,教育社会学特論 (2)教育法制特論,教育法制特別演習 (3)学校・学級経営学特論,学校・学級経営学特別演習,教育方法学特論,教育方法 学特別演習,人権教育特論,人権教育特別演習,道徳教育特論 (4)社会教育学特論,社会教育学特別演習
(5)学校教育課題研究

開講科目の設置要旨

(1)教育目標(1)に関する専門研究を教授し,学修者の発展的学習を指導する
(2)教育目標(2)に関する専門研究を教授し,学修者の発展的学習を指導する
(3)教育目標(3)に関する専門研究を教授し,学修者の発展的学習とフィールドワ ークを指導する教育方法学特論は学校教育専攻のコース共通科目(必修)である。
(4)教育目標(4)に関する専門研究を教授し,学修者の発展的学習とフィールドワ ークを指導する
(5)学修者は,以上の講義や演習で得た知見に基づき個別課題を設定して研究を深め, 修士論文を作成していく。指導教員は課題研究と論文作成の指導を行う。

教育心理学コース
教育目標

心理学の領域である,発達心理学,臨床心理学,神経心理学,教育統計学などの側面 から,幼児,児童,生徒理解を行い,的確に評価,指導ができ,学校教育現場で教師と しての役割を果たせるための知識,技量を高め,教育心理学の総合力を身につけさせる ことを教育目標とする。具体的には次の研究領域を定める。
(1)発達心理学的研究から子ども理解を行う。
(2)臨床心理学的研究から問題を抱える子どもの支援を考える。
(3)神経心理学的研究,学習心理学的研究から子どもの能力の基礎的理解を行う。
(4)評価法,統計学的研究から子どもの人格,学力の客観的測定を行う。
(5)社会心理学的研究から学級集団のしくみや生徒の指導を考える。

対応講義

(1)発達心理学特論I,発達心理学特別演習
(2)教育臨床心理学特論,教育臨床心理学特別演習,教育相談心理学特別演習
(3)発達心理学特論II,学習心理学特論,学習心理学特別演習
(4)教育心理学特論,教育測定・評価特別演習
(5)学級集団心理学・生徒指導特論,進路指導特別演習

開講科目の設置要旨

教育目標(1)に関しては,学校教育年齢期である幼児期,児童期,青年期の思考, 感情,人間関係等の心の発達過程を深く学び,子ども理解を行うための科目である。
教育目標(2)に関しては,近年学校現場で問題となっている不登校,いじめ,心身 症的疾患について深く学び,その対策を考える力を身につけさせるための科目である。
教育目標(3)に関しては,近年話題になっている発達障害を正しく理解させるとと もに,そのような障害を抱える子どもにどのような教育法が適しているかを考えさせる ための科目である。
教育目標(4)に関しては,妥当で,信頼できる子どもの人格,学力の評価を行うた めにはどのようなことを行うべきかを考えさせるための科目である。その中でも教育心 理学特論は学校教育専攻のコース共通科目(必修)であり,教育心理学的視点を総合さ せるための科目である。
教育目標(5)に関しては,集団力学的視点から学級を見つめ,よりよい学級運営を 考えさせるとともに,集団で生活していくために必要なことを個人指導する方向性を考 えさせるための科目である。

障害児教育コース
教育目標

医学・心理学・教育学の総合的側面から障害児の特性とニーズを専門的に研究し,特 別支援教育の制度や内容及び方法などを検討すると同時に,望ましい特別支援教育の理 論や実践の在り方について研究する。具体的には次の側面の教育目標により総合的に研 究する。
(1) 教育学的側面から専門的研究を行う。
(2) 心理学的側面から専門的研究を行う。
(3) 医学的側面から専門的研究を行う。
(4) 以上の3側面から総合的研究を行う。

対応講義

(1)障害児教育学特論I,障害児教育学特論II,障害児教育学方法論,障害児教育学 特別演習
(2)障害児心理学特論I,障害児心理学特論II,障害児心理学研究方法論,障害児心 理学・心理検査特別演習
(3)知的障害者生理学・病理学研究,肢体不自由者生理学・病理学研究,病弱者・情 緒障害者生理学・病理学研究,感覚系障害者生理学・病理学研究
(4)障害児教育課題研究

開講科目の設置要旨

教育目標(1)に関しては,特別支援教育の教育学的な観点から講義科目である。な お,障害児教育学特論Iは学校教育専攻のコース共通科目(必修)である。
教育目標(2)に関しては,特別支援教育の対象となる障害児の心理学関連科目であ る。
教育目標(3)に関しては,特別支援教育の対象となる障害児への生理学・病理学関 連科目である。
教育目標(4)に関しては,目標(1)~(3)を基礎とした総合的知見な知見によ り特別支援教育課題の研究指導を行うものである。

教科教育専攻

1.教育目的

国語教育、社会科教育、数学教育、理科教育、音楽教育、美術教育、保健体育教育、技 術教育、家政教育、英語教育の各専修において、各教科の教科内容及び教科教育に関する 高度の専門的知識を身につけさせると共に、学校教育に関する高い実践力と研究能力を備 えた人材を養成する。

2.教育目標及び開講科目の設置趣旨

各専修の教育目標及び開講科目の設置趣旨は、以下の通りである。

国語教育専修
教育目標

本専修の教育課程は,教科としての国語に関する高度の専門的知識を授け,学校教育に 関する高い実践力と研究能力を備えた人材を養成することを目的としている。そしてその 実現のため不可欠かつ効果的なものとして,学習成果を実践面に応用するための実践授業 研究,また修士論文に結びつく課題研究を課している。 その目的に沿って,それぞれ以下のような教育目標を定めている。
(1)学校教育に関する高い実践力と深い見識を身につける。
(2)国語学,国文学,漢文学,書道それぞれの専門的研究を深める。
(3)それらの研究成果の組織化・体系化に努める。
(4)上の(1)(2)を基礎に,国語教育の理論と実践に関する高度な専門的能力の形 成を図る。 (5)その他,教育の国際化に対応した日本語教育にかかわる専門的能力を身につける。

開講科目の設置要旨

上の教育目標に従って,以下のような授業科目を設置している。
まず科目は,(a)学校教育に関する科目,(b)教科教育共通科目,(c)教科教育に関する科目, (d)教科内容に関する科目,(e)自由選択科目,(f)課題研究に分けられる。
(a)に関しては,学校教育専攻で開講されている科目を受講することになるので,ここでは 説明を省くが,教育目標の(1)を実現するための科目群である。
教育目標(2)に関しては,上の(d)の分野から教科内のそれぞれの専門科目として,国 語学特論IABIIAB,国語学特別演習IABIIAB,古典文学特論III,古典文学特別演習III, 現代文学特論III,現代文学特別演習III,日本文学思潮III,漢文学特論III,漢文学 特別演習III,中国古典文学特論III,中国古典文学特別演習III,中日比較文学特論I II,中日比較文学特別演習III,日中韓近世比較文学特論III,日中韓近世比較文学特別 演習III,書道特別研究IIIなどを豊富に開講している。
教育目標(3)(4)に関しては,上の(c)分野の国語科教育の国語教育学特論IABIIAB, 国語教育学特別演習III,そして(f)分野の国語課題研究III・国語教育課題研究III・書 道課題研究III・及び実践授業研究が開かれている。
教育目標(5)に関しては,とくに日本語教育学特論が開講されているが,国語学特論 IABIIAB,国語学特別演習IABIIAB も内容的には基礎となるべき科目である。

社会科教育専修
教育目標

本専修の教育課程は,社会科教育に関する諸分野の専門的研究を深めるとともに,現代 社会における文化と国際社会の相互作用を視野に入れて,社会科教育の理論と実践につい て高度な研究・教育を行うこととし,(1)~(5)の教育目標を定めている。
(1) 教育に深い素養と知識とをもち,教員として自立しうる能力を身につけさせる。
(2) 社会系教育担当教員として必要な教育課程編成,及び授業構成に関する高次の能力を 身につけさせる。
(3) 人文科学および社会科学の諸分野に関する深い洞察力を身につけさせる。
(4) 教員としての理論的・実践的授業能力を身につけさせる
(5) 諸問題を正確に理解・分析し,問題解決を図る能力を身につけさせる。

開講科目の設置要旨

教育目標(1)に関し,学校教育専攻開設の授業科目から 4 単位を選択履修させている。
教育目標(2)に関し,教科教育に関する科目として,選択必修科目の「社会科教育学特 論I(社会・地歴)」「社会科教育学特論II(社会・公民)」および選択科目の「社会科 教育学特別演習I(社会・地歴)」「社会科教育学特別演習II(社会・公民)」を開設し ている。
教育目標(3)に関し,教科内容に関する科目として,「考古学特論I・II」「考古学特別 演習」「日本史特論AI・II」「日本史特論BI・II」「日本史特別演習A」「日本史特 別演習B」「東洋史特論AI・II」「東洋史特論BI・II」「東洋史特別演習A」「東洋 史特別演習B」「西洋史特論AI・II」「西洋史特論BI・II」「西洋史特別演習A」「西 洋史特別演習B」「地理学特論AI・II」「地理学特別演習A」「地理学特論BI・II」 「地理学特別演習B」「法律学特論AI・II」「法律学特論BI・II」「法律学特別演習 A」「法律学特別演習B」「政治学特論I・II」「政治学特別演習」「国際政治学特論I ・II」「国際政治学特別演習」「経済学特論I・II」「経済学特別演習」「国際経済学特 論I・II」「国際経済学特別演習」「社会学特論AI・II」「社会学特論BI・II」「社 会学特論CI・II」「社会学特別演習A」「社会学特別演習B」「社会学特別演習C」「倫 理学特論I・II」「倫理学特別演習」を開設し専門分野に応じて 8 単位を選択させている。
教育目標(4)に関し,1 年次の必修科目として「実践授業研究」を開設している。また1 年次選択科目として「教育実践フィールド研究(大学院教育実習)」を開設している。
教育目標(5)に関し,2 年次の選択必修科目として,「社会科課題研究(社会・地歴)」 「社会科課題研究(社会・公民)」「社会科教育課題研究(社会・地歴)」「社会科教育 課題研究(社会・公民)」を開設し,指導教員を中心とする関係教員の指導のもとに研究を行わせている。

数学教育専修
教育目標

本専修は,教科としての数学に関する高度な専門的知識を授け,学校教育に関する高い実践力と研究能力を備えた人材を養成することを目的としている。この目的を実現するた めに不可欠かつ効果的な研究として,学習成果を教育実践に応用するための実践授業研究, また修士論文につながる課題研究を課している。 この目的に沿って,以下の教育目標を定める。
(1) 学校教育に関する深い見識と高い実践力を身につける。
(2) 代数学,幾何学,解析学,応用数学,情報処理,数学教育学について,専門的な知 識を高め,研究を深める。
(3) それら研究成果の組織化・体系化につとめる。
(4) 上記の(1)(2)を土台として,算数・数学教育の理論と実践に関する高度な専 門的能力の形成を図る。

開講科目の設置要旨

上記の教育目標にしたがって,以下の授業科目を設置する。

まず科目は,大きく(a)学校教育に関する科目,(b)教科教育共通科目,(c)教科 教育に関する科目,(d)教科内容に関する科目,(e)自由選択科目,(f)課題研究 の 6 つの分野に分けられる。
分野(a)に関しては,学校教育専攻で開講されている教育学や教育心理学の科目を受講 することになる。ここでは詳しい説明を省くが,これらは教育目標の(1)を実現するた めの科目群である。
教育目標(2)に関しては,上記の(c)(d)分野から,いくつかを選択する。教科 内容の科目としては,代数学特論,代数学特別演習,幾何学特論III,幾何学特別演習I II,解析学特論,解析学特別演習,統計学特論,統計学特別演習など,広く開講されてい る。また,教科教育の科目としては,数学教育学特論III,数学教育学特別演習IIIが開 講され,算数・数学教育の理論や実践,情報処理を学ぶ。
教育目標(3)(4)に関しては,(c)分野の数学教育学特論III,数学教育学特別 演習IIIおよび(f)分野の数学課題研究,数学教育課題研究,(b)分野の実践授業研究が 開講される。
分野(e)は研究科全体の開講科目が該当し,その中から自由に 8 単位が選択できるよ うになっている。

理科教育専修
教育目標

理科教育専修では,自然科学の急速な進歩に対応しつつ,物理学,化学,生物学,地学 の専門的研究を深めるとともに,理科教科の教育課程の研究と教育実践を行う能力を身につけた人材の養成を目指す。
豊かな知識と高度な教科指導力を持ち,小学校から高等学校にわたって見通せる教員の 養成を目指す。教授学習過程は教材・教具と言葉を媒介としたコミュニケーション(教師 と子どもの相互作用)過程と捉え,学びがいのある授業を構成し,実施する能力を教科指 導力と考える。すなわち,教科指導力として教材作成能力,授業構想力,授業展開力,授 業評価力を考え,これら4つの力の育成を目指す。
理科教育・物理学・化学・生物学・地学の各分野の講義・演習・実験を通して,理科教 員として必要とされる基礎的・専門的知識や実験・観察技能,自然認識の過程・方法を習得させ,子ども達の自然への学習意欲を引き起こし,子ども達の科学的な思考法や判断力 を育成できる教員を養成する。

開講科目の設置要旨

理科教育 理科教育の原理,カリキュラム,指導法,教材などを理論的に,実践的に考究 できるようになる。
物理学 物理分野の研究や教育実践ができるようになる。
化学 化学分野の基本概念を学習し,物質の合成・精製・分析の技能を修得し,化学 教材の新規開発と教育実践ができるようになる。
生物学 生物分野について幅広い講義や演習を通して,生物を用いた研究や教育実践が できるようになる。
地学 地学分野についての特論や特別研究を通して,固体地球に関して研究や教育実 践ができるようになる。
課題研究 自ら課題を発見する能力,調査・実験・観察を用いた課題解決の方法や実験・ 観察結果を論理的に考察,表現,発表できる能力を身につけることができる。
実践授業研究 小学校・中学校の授業観察や教材研究を通して,教師としての職業観を養 うことができる。 学校教育に関する科目 学校現場における諸問題の解決法を学び,実践することができる。

音楽教育専修
教育目標

音楽教育専修では,器楽,声楽,作曲,指揮法,音楽学および音楽科教育学の6分野に 関する専門的研究・教育を行うことにより,音楽的表現能力と音楽学的研究能力を高めることを目指す。また教育との有機的関連を図ることで,それらの専門的能力を学校や地域 の音楽指導に統合しうる音楽教育者を養成する。

開講科目の設置要旨

(1)音楽の各専門分野における演奏技術(作曲技術)を習得し,音楽(演奏)解釈も含 め音楽的表現力を高める。 「器楽特論IA」「器楽特論IB」「器楽特別演習I」 「器楽特論IIA」「器楽特論IIB」「器楽特別演習II」 「声楽特論I」「声楽特論II」「声楽特別演習」「指揮法特論」「指揮法特別演習」 「作曲法特別演習」「日本の音楽文化特論」「日本の音楽文化特別演習」
(2)音楽を学術的に分析・研究することで,音楽的洞察力を高め,音楽的教養を深める。「音楽学特論I」「音楽学特論II」「音楽学特別演習」 「作曲法特論I」「作曲法特論II」
(3)専門的音楽能力を学校音楽の場で生かせるよう,教育学的側面から体系的かつ実践 的な研究を行う。 「音楽教育学特論IA」「音楽教育学特論IB」「音楽教育学特別演習I」 「音楽教育学特論IIA」「音楽教育学特論IIB」「音楽教育学特別演習II」 「実践授業研究」
(4)教育者・研究者としての情報収集能力,得られた結果をまとめ考察する能力,プレ ゼンテーション能力を身につけさせる。 「音楽課題研究」「音楽教育課題研究」

美術教育専修
教育目標

本専修は,造形表現及び造形理論の諸分野を基礎として,美術・工芸科教育の理論と実 践に関する専門的・総合的な研究・教育の中から,高い実践能力と深い見識を身につけ, 総合知に育まれた知性・感性と目的を持つ教育者・専門家育成を目指す。そのためには, 人・社会・文化への貢献を強く願い,優れた資質を引き出し,幅広い教養・技術・経験を 基盤にした高度な成果を求めねばならない。 これらの目的に沿って,以下の教育目標を定めている。
(1) 学校教育・教科教育に関する高い実践能力と深い見識を身につける。
(2) 美術・工芸科教育,絵画,彫刻,デザイン,工芸,美術理論・美術史の各専門分野に おいて,理論と実践に関する高い実践能力と深い見識を身につける。
(3) それらの成果を修士論文とし,実技系は修了制作を含めて実践成果とする。
(4) 目標達成に関わる課外の自主的な活動に努め,学外の具体的評価を得る機会を持つ。

開講科目の設置要旨

教育目標に沿って,科目と関連活動を設置している。
教育目標(1)『学校教育に関する科目』『教科教育に関する科目』の中から専門に関わ る科目を選択して履修する。「実践授業研究」では附属学校等の研究発表を参観し,分科 会討議に参加して関係科目の中で総括し,教科教育を実地に学ぶ。また,学部生の良き手 本として活動するとともに,専門分野教員のティーチング・アシスタント等として高等教 育の実践現場へも積極的に関わることが望ましい。
教育目標(2)『教科内容に関する科目』の中から,専門分野の「特論」と「特別演習」 及び関連分野の科目を選択して履修し,論文・制作に必要な専門知識や技術を修得するた めの研究指導を受ける。
教育目標(3)入学とともに当該専門分野教員の指導のもとで研究課題のテーマ設定及び 研究計画を立案するとともに,専門分野の「特論」「特別演習」及び 2 年次の「実践授業 研究」と「課題研究」を通して,自身の研究課題を究明し,修士論文と作品をまとめる。 その過程で,専修として実施する半期毎の中間発表(1,2 年次共)と,提出後の修論発表 会で経過・成果を発表し,指導・助言及び講評を受ける。修士論文は 2 年次の 1 月末日ま でに提出し,主査・副査により査読された後,修論発表会で講評を受ける。実技系の修了 制作は 2 年次の 2 月 15 日までに提出し,評価を受けた後,修了制作展で発表する。
教育目標(4)指導を受けた研究成果を学会,研究会等に積極的に参加して発表する。ま た,公募展等への出品や企画参加によって内外の評価を受け,社会経験を積む。

保健体育専修
教育目標

本専修は,保健体育科教育,体育学,運動学,健康運動実践学,運動生理学および学校 保健の 6 つの学問領域を柱に,これらの専門的教育・研究を基礎とし,専門性を強化しな がら,保健体育教育学の理論と実践の発展に資する教育・研究を行うことを目的としてい る。本専修の教育・研究は単なる専門化に留まることなく,各研究の成果が統合されるこ とによって確立されるものである。本専修がそれぞれの専門的な研究を先鋭化させ,深化 ・実践させる教育目標は以下の通りである。
(1)保健体育教育における教育・研究の実践能力の向上
(2)運動・スポーツの特性や指導法の科学的原理の解明・伝達・追求
(3)包括的健康づくりに関する研究の発展

開講科目の設置要旨

教育目標に従って以下の授業科目を設置しており,(a)学校教育に関する科目,(b)教科 教育共通科目,(c)教科教育に関する科目,(d)教科内容に関する科目,(e)自由選択科目お よび(f)課題研究の 6 つに分けられる。
教育目標(1)に関しては,保健体育教育学特論I・II・IIIで学習指導理論と方法論,保健 体育科教育の在り方を論究し,保健体育教育学特別演習I・IIで様々な視点から授業を向 上させる方法を実践的に学ぶ。
教育目標(2)に関しては,体育学特論I・IIで人間と体育・スポーツの関連について理解 を深める。運動学特論でスポーツ運動学の成立過程,今日的課題などについて学び,運動 学特別演習で運動学習の習熟過程について段階的に展開する。運動方法学特論I・IIで効 果的なトレーニング理論,コーチング理論,運動特性について論述し,運動方法学特別演 習Iでコーチングに関する効果的な技能習得法,指導法について演習する。
教育目標 (3)に関しては,健康運動実践学特論で健康増進のための運動やトレーニング について論述し,健康運動実践学特別演習で運動実践方法の習得に関する実験・測定の方 法論を学ぶ。 健康運動実践方法学特論I・IIで健康に関わる運動の理解・習得の方法につ いて論述し,健康運動実践方法学特別演習I・IIで運動の基本的技術の理解と基本的動作 を分析する。運動生理学特論で運動時の身体の働きと生理的仕組み・栄養について論じ, 運動生理学特別演習で運動・スポーツと身体に関する事象について実践的に展開する。健 康生理学特論で健康増進,加齢と健康寿命,運動処方について論ずる。学校保健特論で児 童・生徒の健康を中心課題に学校保健の現状を検討し,学校保健特別演習I・IIで子ども の心身の健康問題について実践的に追求する。
保健体育課題研究では各自の研究課題について,保健体育教育課題研究では実践授業研究 等を通して学校教育に関する深い見識と高い実践力を身に付ける。

技術教育専修
教育目標

本専修の教育課程は,技術教育に関する高度の専門的知識を身に付け,学校教育に関す る高い実践力と研究能力を備えた人材を養成することを目的としている。この目的に沿っ て,それぞれ以下のような教育目標を定めている。
(1)学校教育に関する高い実践力と深い見識を身につける。
(2)電気工学,機械工学,材料工学,情報基礎それぞれの専門的知識と研究を深める。
(3)これらの知識と研究成果の組織化・体系化に努める。
(4)上の(1)(2)を基礎に,技術教育の理論と実践に関する高度な専門的能力の形成を図る。

開講科目の設置要旨

上の教育目標に従って,以下のような授業科目を設置している。
まず科目は,(a)学校教育に関する科目,(b)教科教育共通科目,(c)教科教育に関する科目, (d)教科内容に関する科目,(e)自由選択科目,(f)課題研究に分けられる。
(a)に関しては,学校教育専攻で開講されている科目を受講することになる。これらは,教 育目標の(1)を実現するための科目群である。
教育目標(2)に関しては,上の(d)の分野から教科内のそれぞれの専門科目として,電 気工学特論III,電気工学特別演習,機械工学特論IIIIII,機械工学特別演習,材料工学 特論,材料工学特別演習,情報工学特論,情報工学特別演習,電子計算機特論,電子計算 機特別演習など,豊富に開講している。
教育目標(3)(4)に関しては,上の(c)分野の技術科教育の技術教育特論,技術教育 特別演習III,技術教育実践教育研究,そして(f)分野の技術科課題研究・技術教育課題研 究及び実践授業研究が開かれている。

家政教育専修
教育目標

家政教育専修は,家庭科の教育内容に関する専門的な知識を深め,家政学の特色を生か した研究の方法論を学び,さらに研究成果を教育実践に役立てていくための理論や方法論 を修得することを目標とする。家庭科の教育内容は,食物学,被服学,家族関係学,住居 学,保育学および家庭科教育学の専門分野から構成され,以下のような教育目標を有する。
(1) 家庭科教員として必要な教育課程編成,及び授業構成に関する能力を身につける。
(2)家庭科教育の基礎となる家政学関連諸科学の専門知識と論理展開法を身につける。
(3)生活に関する諸問題を理解・分析し,問題解決を図る能力を身につける。

開講科目の設置要旨

上記の教育目標に従って,家政教育専修における開講科目は,「教科内容に関する科目」, 「教科教育に関する科目」,「教科教育共通科目」,「課題研究」から成る。
「教科内容に関する科目」は食物学,被服学,家族関係学,住居学,保育学の分野から 成り,それぞれの分野に特論と特別演習を設置した。特論では各分野の高度な理論を学び, 特別演習ではその理論の実践や応用を学ぶべく,最新研究報告の抄読,場合によっては現 地調査なども行う。その内容は,以下の通りである。
1)食物学;栄養に関する専門的知識を深め,生活習慣病予防をめざす実践的理論と方 法論を修得し,健康的な食生活を実践指導していく能力を養成する。
2)被服学;被服の快適性,安全性,文化的特性および外部環境に関わる性能について 総合的に捉え追究していく能力を養成する。
3)家族関係学;現代家族の構造や機能の変化に関する知識を深め,多様な家族形態に おける家族関係の問題点について考察・探究する能力を養成する。
4)住居学;住居の役割やその機能に関する知識を深め,我が国における住環境の特徴 と問題点について探求し,よりよい住環境をめざして研究していく能力を養成する。
5)保育学;子どもの発育,発達心理学,親子の相互作用等の知識を深め,子どもの発 達特性とその対応,子育て親への支援等について探求し,提言・実践する能力を養成する。
「教科教育科目に関する科目」では,各分野で身に付けた高度な理論を教育現場におろ すときに,小中高等学校の教育目標に合わせてどのように考え,どのように指導していく のかについて,家庭科教育学特論I,家庭科教育学特論IIでその理論を学ぶ。さらに家庭 科教育学特別演習で教育現場の実態や児童・生徒の実態に合わせた具体的な指導及び評価 方法などについて,研究報告や実践報告を抄読しながら学んでいく。
「教科教育共通科目」 では実践授業研究において,実際に教育現場に赴き,児童・生徒の実態を把握し,学習指 導に適した教材開発を行うことにより高い実践能力を身につける。
「課題研究」では,各 分野の研究の方法論を学びながら修士論文を2年間に亘ってまとめるように指導してい る。

国英語教育専修
教育目標

英語教育専修では,(1)英語教育学,(2)英語学,(3)英米文学,の分野における諸問題に ついて英語教育に関する研究を深め,これらの研究成果を有機的に体系化する。
これを基礎として現代的要請に応じた英語教育の理論と実践を追求し,総合的かつ専門的に研究・ 教育ができる知識と創意を身につけた英語教員の育成を目標とする。

開講科目の設置要旨

英語教育専修の開講科目は,
(1)英語教育学,英語学,英米文学,の分野での深い専門 知識と分析能力を修得し,自立した英語教員としての能力を身につけさせる,
(2)幅広い 教養に裏打ちされた広範な視点をもつ英語教員としての能力を身につけさせる,
(3)学術 情報の収集・分析能力,カリキュラム開発能力,プレゼンテーション技能等を身につけさ せ,自ら授業実践の計画を立てて実行しそれを評価する能力を身につけさせる,等の教育 目標に従い,「教科教育共通科目」,「教科教育に関する科目」,「教科内容に関する科 目」,「自由選択科目」,「課題研究」により構成され,体系的に整理されている。
1 年次に教科教育に関する科目として,前期に「英語教育学特論IA」,「英語教育学特 論IIA」を,教科内容に関する科目として,前期に「英語学持論IA」,「英語学持論II」, 「英米文学特論IA」,「英米文学特論IIA」,後期に「英米文学特論IB」,「英米文学持 論IIB」を開講している。
また,自由選択科目あるいは発展科目として1年次前期に,「英 語教育学特別演習I」,「英語教育学特別演習II」,「英語学特別演習I」,「英米文学 特別演習I」,「英米文学特別演習II」を,さらに,後期には,「英語教育学持論IB」, 「英語教育学特論IIB」,「英語教育学特別演習I」,「英語教育学特別演習II」,「英語 学特論IB」,「英語学特別演習I」,「英語学特別演習II」,「英米文学特別演習I」, 「英米文学特別演習II」を開講している。
学術情報収集能力,カリキュラム開発能力,プ レゼンテーション技能等の育成および自発的な授業設計と実践に関する教育に関し,1年 次に教科教育共通科目として「実践授業研究」を開講し,共通科目以外でも,「英語教育 学特別演習I」,「英語教育学特別演習II」を開講している。
この他,研究を通して専門的知識を学ばせるには継続的な指導が必要であるため,2 年 次には研究指導(修士論文作成)として「英語課題研究」,「英語教育課題研究」を開講している。

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