学校教育課程教科教育選修

社会科教育分野

今日では、わたしたちの社会が直面する社会的問題は多岐にわたり、大きくなっている。日本社会がこれまでに経験したことがないような、急激な社会変動が多くの深刻な問題を生んでいるからである。すなわち、歴史や伝統の継承、国際化とグローバル化、少子高齢化と福祉、政府の財政問題、地域社会の疲弊、地方分権の推進、資源・エネルギー・環境問題、情報化、人権等に関する多様で深刻な社会的問題に直面している。

このような状況からすれば、未来の社会を生きる子どもたちのために、小学校や中学校、高等学校、幼稚園等の学校教育において、社会に関する教育の充実、発展が強く求められる。そこでは、歴史、地理、政治、経済、社会、文化、倫理等を内容とする、すぐれた授業実践が必要とされる。そのため、教科教育選修の社会科分野では、社会に関する授業実践を研究的に行うために、教師にとって必要な専門的な知識と技能の習得を目的とするカリキュラムと学習の場を提供する。

なお、教員免許状は、その取得が卒業要件となっている小学校教員免許状に加えて、中学校社会科、高等学校地理歴史科、高等学校公民科、及び幼稚園教諭等の免許取得が可能である。もちろん、卒業生の多くが小学校及び幼稚園、中学校等の教員として活躍している。

佐長 健司 教授
宇都宮明子 准教授

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